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かつて私の長期休暇を喰い潰したゲーム「ペルソナ5」について


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「いよいよだ…お前の更生が始まる」

 

2017年の冬、高校二年生だった私は冬期休暇に向けてゲームを探していた

 

帰宅部陰キャ、休みの日は引きこもってもっぱらゲームという生き方を謳歌していた私にとって、長期休暇とはイコールゲーム強化月間に他ならなかった(事実高一の夏休みなどはFallout4というゲームに全精力を注いでいた それはまた別の話)

 

そういうわけでちょうどいいゲームはないか、とネットサーフィンに次ぐネットサーフィンを重ねた結果、いくつかの候補が浮かび上がった

ファークライ5」「HITMAN」などの(私が好きそうな)洋ゲーに並んで浮かび上がったのがまさしく「ペルソナ5」だった

 

P5は発売当初からネット上の評判がすこぶる良く、ゲームギークの端くれとして名前ぐらいは知ってはいた またアトラスという会社についても、3DSで発売していた「世界樹」シリーズから少しは面識があった(この表現、使い方が違う気がする)

 

しかし私が愛してやまないゲームジャンルは、自由度が高いオープンワールド、あるいは(アクション)RPGであった よってペルソナ5が「コマンドRPG」であると聞いた際には多少なりとも懐疑的になった(今どきねえ~~と思った)

その後もゲームの詳細について再びネットサーフィンを繰り返していたところ、4Gamerの素晴らしい記事にぶち当たった

「ペルソナ5」の情報をまとめて紹介。学生と怪盗の二重生活,異世界「パレス」での探索とバトル,ペルソナの合体や育成など,気になるポイントをチェックしよう - 4Gamer.net

 

この記事が購入を後押ししたとも言えるほどであった

特に「昼は学生,放課後や夜は怪盗……充実した“二重生活”を送ろう」というフレーズにはハチャメチャに惹かれた

「主人公達は悪人の心を奪う怪盗」「異世界で特殊な力を使って敵と戦う」といったこれぞジャポニズム!!和ゲー要素!!と言った感じのセールスポイントも響いた

高二の冬、否が応でも「大学」「受験勉強」を意識させられていた(このあたりは割愛)私にそのアナーキーな、反骨精神溢れる要素の数々が響いたのやもしれない

 

そんなこんなで冬期休暇の友は「ペルソナ5」に決定し、ネットで中古ソフトを買い、到着をひた待った その間は多分R6Sとかをしていた

2017年12月25日、かくして私はP5のディスクを手にし起動にこぎつけた
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(初トロフィー)

PS4でゲームを起動する際、ロード時間でそのゲームに関するイラストなど(大抵はコンセプトアートなど)が表示されるが、P5起動時に表示されたイラストは、いかにも日本産と言うような個性が強そうなキャラ達が、各自決めポーズを取り、その背後に「Let Us Start The Game」("ゲーム"を始めさせてもらう)という文字が描かれたものだった 脊髄反射的にスクショを撮った

 

その後再生されたオープニング 主人公とその仲間が、ジャズ(?)に合わせながら華麗に踊りをキメるというものだった この時点で私は「神ゲーを掴んだか?」と思い始めていた

YouTube

ゲーム開始後、掴みとして怪盗団としての活躍が華麗に披露され(後々の伏線)たあと、色々あって主人公が警察に逮捕されるところからストーリーは始まる

 

ここで、主人公が調書に署名をするという体で、プレイヤーが主人公自身に名前を付けるシーンが挿入される こういった細かいシーンでも、「名前を書け」という単純な指示を示した文字の上に、気取った(褒め言葉)フォントで「Write Your Name」と表示されている、などといった演出があり、厨二スピリットを(すでに)刺激されていた

私はこのネーミングにかなり悩んだ

(キャラメイクがある)洋ゲーであれば、「ありふれた西洋系の名前を適当に探してきてつける」というマイルールを制定していたから良いものの、和製ゲームでのネーミングは初めての経験だった

また本名を付けるということは論外だった この開始30分時点でもペルソナの世界観を少しは理解しており「世界観にあったかっこいい感じにしたい」という思いがあった あと本名でキャラに呼ばれたりするのは単純に嫌だった(ゲーム、特段RPGは自分以外の何者かとしての体験をするものだと思うので)

 

「男 かっこいい名前」などのクソ語彙で検索をかけること小一時間、最終的に創作活動をしている人向けの、かっこいい感じの苗字を自動生成するサイトを活用して胸に来たものを繋ぎ合わせた

かくして、私のペルソナ5 主人公の名前は「上之郷 成弥」となった 苗字の方は、仲間とかに「上之郷くん」って呼ばれるのはめちゃくちゃかっこよくないか?という感じだった クリア後に思い返せば「神の業」とも読めるまさに神がかり的ネーミングであった

その後は東京の街の再現度や雰囲気に感動しつつ(2回ぐらいしか行ったことないけど)ゲームを進め、主人公が「反逆の意思」ことペルソナに覚醒する辺りではすっかりゲームの虜となっていた

 

主人公は社会の爪弾きもの、(不当に罪を課せられた)前科者として失意のまま東京の街へやってくる だがそれでも、歪んだことには黙っておかない、そして自身のそんな選択を省りみない という芯の強さを持ったハチャメチャにかっこいい男であり、彼に感情移入と畏敬を重ねまくりながらゲームを進めていった

 

"よかろう…覚悟、聞き届けたり。契約だ。我は汝、汝は我…
己が信じた正義の為に、あまねく冒涜を省みぬ者よ! その怒り、我が名と共に解き放て!
たとえ地獄に繋がれようと全てを己で見定める、強き意志の力を!" (ペルソナ・アルセーヌ覚醒時のセリフより)

 

そしてその後、主人公は同じく「社会の爪弾きもの」である仲間と出会い、前述の特殊能力を用い、法で裁けない者を裁く義賊として活動を広げていく

こう書くとあっさりだが、この導入部を初めとしてストーリー体験は非常に丁寧に演出されている 主人公は最初のうちは自由に外出することもままならず、周りからも煙たい扱いを受け続け、ゲーム上に表示される目標も「大人しく言いつけに従え」といったものである 

しかしそういった世間からの、また世間に対しての「認知」が、未知の特殊能力の存在や、「美学を共有する仲間」(仲間には1人1人バックストーリーが用意されており、出会いの過程なども丁寧)との辟易によって徐々に変わっていき、主人公達怪盗団の存在も世間的に大きくなっていく この痛快な体験は何物にも代えがたかった

 

ことある事に会話の内容が一新される街の人々

様々な悩み・思想を持ち、主人公に「契約」を持ちかける協力者

他者にアピールするための「勉強」「美容」などといった自分磨き

コマンド式でありながらテンポ良く、また(演出・BGMなど)オシャレに仕上げられた戦闘システム

ドラッグストアのアイテム・ミリタリーショップの銃器などが異世界での戦闘に役だつ、などといった現代とファンタジーの融合的要素

こういった細かい作り込み・情熱の結晶・リアリティ――――――は、感情移入という域を越えさせ、「もうひとつの世界」といった印象を私に与えた 完全にペルソナの世界にハマっていた 上之郷成弥やその仲間を何よりも身近に感じた(こう書くとヤバい人みたいだが、それぐらい感銘を受けたといった程度の表現)

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主人公達が初の事件を切り抜け、怪盗団を正式に結成するといった辺り プレイ時間で言えば恐らく15時間ほどのところだが5日間で駆け抜けるようにプレイしている(ここはまだ常識の範疇)

また、この「怪盗団の名前」はデフォルトが用意されていつつも任意で変更が可能であり、ここでもまた悩まされることとなった(この時は世界観にドップリだったので余計に) この葛藤は下記のオモコロ記事が詳しい 私も原宿氏ののめり込みように似た感じであった

【30分チャット】9月第3週のオモコロまとめ | オモコロ

 

ちなみに私がつけたものは「ファントム・マスカレード」 デフォルトの「ザ・ファントム」を残しつつ、ペルソナ使いの特徴である「仮面」から転じて仮面舞踏会(マスカレード)。 どうですかこれ???

 

その後もジュブナイルらしく、反骨心盛モリ、カッコイイ演出盛モリ、ギャグシーン盛モリの展開がテンポ良く展開され、やめ時を見失うほどの楽しさだった 「ストーリーが気になってやめられない」という経験は最高だった

時には1日のプレイ時間が12時間に及ぶほど没頭し、ひたすら主人公たちの躍進を見守り続けた 正月休みで親戚が家に溢れかえった時でもスマホのリモートプレイでシコシコとゲームを進め、家からは出ず、ゲーム中で勉強しつつも学校の課題はせずといった最高で最低な生活を送り続けた

そして冬休みが終わるも、まだまだ大ハマりは収まっていなかった

模試の前日でも深夜に及んでペルソナをやり続け、現実の季節について言及する際にペルソナ内の季節と混同し(これは本当にヤバい)…そして購入からほぼ1ヶ月後の2018年1月29日、ついにエンディングを迎えた

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(一応ネタバレ防止)

プレイ時間は102時間13分 1日辺り平均3.4時間やっていたことになる

クリア時は達成感と同時に虚無感・喪失感をも覚えていた それほど世界に没頭できる作り込みがなされたゲームであった(ここが一番言いたかったところ)

そして現代に帰り 来たる2019年10月31日、完全版であるペルソナ5 ザ・ロイヤルが発売される

「このご時世に完全版商法とかどうなの?」とか「無印プレイヤーへの補填は?」とか「パレスもう1回やるのだるい」などといった不満が既プレイヤーから漏れているのを感じる だが個人的には細かいことはどうだっていい ただあの世界の感覚を味わい、没入出来るならそれで良いと思える ペルソナ5はそれほどのパワーと情熱を持っていたのだ(2回目) 

「心の怪盗団」のふれこみ通り、まさしく心を奪われるゲームであった(は?)

ぼくのかんがえたさいこうのフォオルアウト

E3がありましたね 個人的にはサイバーパンクアウターワールド、ベセスダのなんとかワイアー東京が良さそうでした あとニンテンドーダイレクトでウィッチャーが唐突に出てきた時、マジでビックリしました


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アウターワールドのPVのここ、10/23ってFalloutのGreat Warじゃん!!!オブシのファンサ〜!!!って大興奮してたけど誰も指摘してなかったしただの偶然なのではという気がしてきた今日この頃です

 

それはそれとして最高のFallout妄想が止まらないのでつらつら書きます(以降、1人で盛り上がって妄想を滅茶苦茶書いてるだけなので読まなくていいです)

 

・舞台はどこでもいい(適当)が崩壊した都市が見たいのでデトロイトとかシカゴとかある程度発達したとこらへん

・時系列は3〜NV間か4の後、後者の場合4で登場した東部BOSの別部隊が登場し、4での出来事がやや仄めかされる(インスやミニッツメンの存在も)

・スキル・perkシステムはベガスに近いが、制限を取っ払う感じで(100で基本的に頭打ちだが、それ以降も数値を上げられて威力やら精度やらもちょっとづつ上がる 理論上の上限は300ぐらいで)、4のイディオットなんちゃらみたいにINTが低ければ恩恵を受けられるperkも実装

・レベルキャップはなし、Specialを永続的に上昇させられるシステム(4のあれ、ニューベガス診療所)の廃止

・クラフトシステムは続投、しかしクラフト可能エリアは一部(少数)の居住地に限る

・序盤のエリアを除いて、スポーンする敵のレベルはプレイヤーのそれに比例

・プレイヤーキャラの種族・スタート地点を選べる、それによってスキルポイントの初期値が異なる(プレイヤーが設定するTagとは別)

選択によってメインクエストの導入、ダイアログも異なる(レイダーは暴力的な選択肢が増えるなど)

メインクエストはNVのように、小さなことから始まり大きな陰謀・策略・派閥の闘争に巻き込まれていく流れ

The Vault Dweller

基本出自 銃器と対話のスキルポイントの初期値が少し高い 何らかの方法でVaultから1人脱出するところからゲーム開始

初期装備:Vaultスーツ、10ミリピストル、スティム等の回復剤少量、新品の食べ物少量

The Wastelander

取引、サバイバルの初期値が高いがヘビーガン、エネルギーウェポンがやや低い キャラバンの護衛として都市郊外からゲーム開始

初期装備:傭兵服、ボルトアクションライフル、調理済みの動物の肉少量、数百キャップ

The Raider

爆発物、近接武器のスキルが高いが話術、理系知識が低い  壊滅したレイダー組織の生き残りとして、荒野で目を覚ますところからゲーム開始

初期装備:レイダーアーマー、マチェット、ダブルバレルショットガン、生の動物の肉、多量の薬物

The Con Man

話術・取引・隠密のスキルが非常に高いが、その他の戦闘スキルが非常に低い 

詐欺師としてある都市で逮捕・監禁されたのち、なんらかの手引きで脱出するところからゲーム開始

初期装備:ぼろぼろのスーツ、ダガーナイフ、消音ピストル、多量のジャンク、2000キャップ

The Ghoul

スキルは平凡だがサバイバルがやや高い

放射能への耐性が著しく強い その他は人間とほとんど同じ(一部で差別されることを除いて)

放射能に侵され、死にかけていたウェイストランダーとして荒野から目を覚ますところからゲーム開始

The Synth

インスティチュートにより製造された人造人間(第三世代) 平凡なスキルで特別な効果もないが、その存在自体が一部のクエストラインに影響を及ぼす またperkの一部が人造人間専用

全ての記憶を無くし、廃墟で目を覚ますところからゲーム開始

The Super Mutant

フォークスやバージルのように知性を持ったミュータント 全ての戦闘系スキルが凄まじく高いが、行く先々で迫害・攻撃を受けるという過酷な運命を担う